監督・脚本:作道雄
撮影・編集:橋ヶ谷典生
製作:株式会社CAC
2022年4月全国公開
U-NEXTほか、各種配信サイトにて配信中
【メインキャスト】
中山真人
中村優一 / 平野泰新
原田篤 / 宮地真緒
【メインスタッフ】
監督・脚本:作道雄
撮影・編集:橋ヶ谷典生
音楽:畑裕也・ミヤベヤスシ
時代を、変えてゆけ──連続ドラマ放送中に大きな反響が寄せられ、全国各地のケーブルテレビで放送された、「1979 はじまりの物語」。愛知県随一の規模を誇る『はんだ山車まつり』がはじまるに至った経緯を描いたドキュメンタリードラマが、待望の映画化。再編集に加えて、追加撮影を経て新たなシーンも盛り込まれている。知多半島の中部に位置する愛知県半田市には、市内各地区に 31 輌もの山車がある。それぞれの山車を曳きまわす祭りは、江戸の頃より神事として行われているが、5 年に一度だけ、31 輌が一箇所に集結する日がある。それが、『はんだ山車まつり』である。愛知県随一の規模を誇る祭りだ。第8回目の2017年には約55万人の来場者があった。しかしそれだけの規模がありながら、祭りの歴史はまだ新しい。1979年がはじまりである。歴史の新しい祭りであるということは、はんだ山車まつりの特長の一つだが、祭りがはじまった起源や理由そのものも、日本中の祭りと比べ、一風変わっている。各地に山車があることから街が分裂状態にあった危機を、祭りで救おうとしたのだ。しかし関係者からは大きな反発を受けた。各地区の祭りが神事であるため、山車が地区を出ることはあり得なかった。また、反発には政治的理由も大いにあった。これは、当時の関係者たちのインタビューを交えながら描く、不可能と言われた山車まつりの開催を夢見て、困難と闘った男たちの、実際の話である。