監督・脚本:作道雄
撮影・編集:橋ヶ谷典生
企画:兵庫県・公益財団法人兵庫県人権啓発協会
【メインキャスト】
宮地真緒 / 六角精児 / 白石優愛
福井裕子 / 山田ルイ53世
【メインスタッフ】
監督・脚本:作道雄
撮影・編集:橋ヶ谷典生
音楽:ミヤベヤスシ
本作は、岸本家と谷口家のふたつの家族の視点で進行する。谷口誠一は、自宅に20年以上ひきこもっている。両親と同居しているが、できるだけ顔を合わせないよう窮屈に暮らしている。岸本麻帆は、娘が高校生になったことを機に、近所の喫茶店「カンパニュラ」でパートとして働き始める。近所づきあいのなかで「(谷口家の)息子さん、ずっと働いてないみたいなの。気をつけて」と言われる。ある日、岸本麻帆は、裏手にある谷口家から「出ていけ!」という怒鳴り声や大きな物音を耳にする。翌日、麻帆は谷口洋子に思いきって話しかけ、洋子の相談にのる。誠一がひきこもっていること、どうすればいいか分からず、不安を抱えていること等を聞き、なにか自分にできることはないかと、考え始める。インターネットでひきこもり支援センターのことを調べた麻帆は、洋子に紹介。支援センターで洋子は相談にのってもらう。また、麻帆はケガした娘が自宅にこもりがちになったことをきっかけに、「ひきこもり」は誰にでも起こり得ることだと気づく。そこで喫茶店マスター引田啓介と共に、ひきこもりの方を集めて交流する「ひきこもりオフ会」を企画する。誠一は、洋子から支援センターや喫茶店イベントの話を聞くが、それでも動こうとしない。オフ会は何度か開催されて参加人数も増えてきた。引田のブロクで「がんばらなくてもいい。楽しく過ごすだけでいい」という言葉を見た誠一は、一度参加してみることにする・・・・